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デザインルーム・アップル
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商品パッケージのロゴやパンフレットのキャッチコピー、店頭看板、その他各種印刷物、タイトルに筆文字が多く使われています。といっても、それは多くの場合、いわゆる書道の文字とは異なり、デザイン化された筆文字の場合が多いようです。書道と違って、一般の人をターゲットにするわけですから、まず第一に、読みやすさが求められます。だからといってただ、単に筆で書けば(実は世の中にはこれに属する筆文字が圧倒的に多いと思いますが…)いいというものではなく、そこには視認性や構成美、機能美、個性等、何らかのデザイン性が求められるはずです。これらの要素が満たされれば、道具は必ずしも毛筆とは限らず、時には手指も有効な道具となります。運筆も下から上へ、右から左へと自由に描くことに何のこだわりもありません。クライアントの意向を読み取り、さまざまなタッチやスタイルで表現する訳ですから「書」に関しては私自身一定のスタイルを持っていません。
文字としての最終型が問題なのであって、出来上がるまでの過程は問題にならないと考えています。この辺も書道芸術とは趣を異にするところです。更に、最近ではコンピュータの発達により、筆文字を立体的に表現したり、テクスチャーを貼り付けたりと表現の幅がますます広がりつつあります。私はこれからも美しく、読みやすく、機能的にデザインされた文字を追求していきたいと思います。
注)ラベルやパッケージ等で特にコメントしてないものについては、文字だけではなく全体のデザインも私が手掛けたものです。
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